なぜ、40代のサラリーマンはお金が貯まらないのか?

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二人以上で暮らす世帯の平均貯蓄額は、1182万円(有価証券、保険も含む)ということらしい(「家計の金融行動に関する世論調査」2014年)。
そんなに貯蓄がない!という人もいるかもしれないが、あくまで平均なので、100億円の人がいれば平均値は上がる。で、中央値という指標(少ない方から数字を並べて人数の真ん中にくる数字)を使うと、400万円ということになるようだ。
これなら自分も持っていると感じる人も多いかもしれないけど、400万円という金額がどのようなものか考えてみる。
男性サラリーマンの平均年収の中央値は456万円となっているので、仮に失業をして収入がなくなったとしたら、約1年で生活が行き詰ることになる。
 という現実を目にすると、「お金が貯まらない」という悩みも深くなって当たり前。
ということで、なぜ、お金が貯まらないのかについて行動経済学の知見を用いてお話をする。

ダイエットと貯蓄の関係

収入―消費=貯蓄

入ってくるお金よりも使うお金を少なくすればお金は残るわけで、残ったお金を貯蓄に回せば増えていくことになる。
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誰でもわかっていることなのだけど、リアルに理解している人は案外と少ない。
というのはダイエットで、痩せない人は必ず食べているという理屈と同じ。よく「水を飲んでも太るんです。」とわが身の体質を訴える人がいるけど、人間は水を飲んでいるだけでは太らない。というか、栄養失調になってしまう。
にもかかわらず、食べている自覚がないのは、我慢しているからだ。摂取量ではなく、我慢の量が基準となるので、心の大部分は「食べていない自分」を形成してしまう。
貯蓄も同じ。欲しいものを我慢しているので、使っているつもりはないから、心理としては「貯める努力をしている」が、実際には入るお金と使うお金のバランスが悪いから貯まっていないというのが現実になる。

なぜ、使うお金を減らすことができないのか?

前提として生活を維持するための収入もないという場合は、これからの話の対象にはならない。その場合は、生活保護などのセーフティネットを使うか、早急にお金を稼がないといけない。
ということで、生活ができる収入がある人で、使うお金を減らすことができないのは、端的に言うと無駄使いをしているからだ。
無駄遣いというか、節約ができていないという方が正しい。
つい、予想以上にお金を使ってしまっていることに気づかない。お金に関して不確実な状況下で、人がどのような選択をするのかをモデリングしたプロスペクト理論というものがある。
・質問1
①無条件で100万円をもらえる。
②50%の確率で200万円もらえる。でも50%の確率で何ももらえない。
続いてこの質問にも答えていただきたい。
・質問2
①無条件で200万円の借金が100万円になる。
②50%の確率で200万円の借金が0円になる。でも50%の確率で借金は200万円のまま。
あなたが選んだ答えは恐らく質問1が①、質問2は②ではないだろうか?
実際は、どの選択肢も期待値(実現値を確率で平均した数字)は100万円になるので、選択基準の損得はない。しかし、多くの人が質問1は①、質問2は②を選ぶという結果が出ている。
この結果より、人間は利益を意識するとリスクに過敏になって、損失を意識するとリスクを許容する傾向があると考察されている。
マーケティングの専門家はこうしたことをよく知っているので、

「1個1000円の○○が800円。さらに、今だけ2個で1400円」

という具合に、余計なものを買わせる誘いをかけてくる。
「得をした」と思いながら、お金を使っている(使わされている)ことは珍しくない。

「まぁ、いいか」も曲者

もうひとつ質問をしよう。
1:あなたが欲しい靴が家から徒歩3分のお店で10000円のところ9000円で売られている。同じ靴が家から徒歩15分のお店では7000円で売られている。あなたはどっちのお店で買うだろう?
 
2:あなたが欲しいテレビが家から徒歩3分のお店で10万円のところ99000円で売られている。同じテレビが家から徒歩15分のお店では97000円で売られている。あなたはどっちのお店で買うだろう?
もちろん、人によって購買行動は分かれるのだけど、1の質問には遠くの店、2の質問には近くの店と答える人が多いらしい。
得する金額は同じ2000円なのだけど、9000円と7000円、99000円と97000円では割引率を考えた場合、後者は遠出をするメリットを感じなくなるらしい。
ここで見落としてはいけないのは、残る金額は同じ2000円だということだ。
こうした認知バイアスを「心の会計」と呼び、案外と無駄遣い(節約をしない)に原因になっていることが多い。
安い店があることを知っているけど、「ついで買い」を行ってしまう。安いからすぐに必要でないものを買ってしまう「まぁ、いいか」は案外と曲者なのである。

使うお金を減らすだけでは貯蓄額を増やすのは難しい。

当然ながら入るお金を増やさないといけない。そのために行うことは投資。
株式や商品先物、不動産に投資をすることを僕は肯定している。
ただし、プロスペクト理論でわかるように、持っているお金が減ってしまう「原本割れ」のリスクを考えると、安全な「預金」を選ぶ人が多い。損失を意識すると人間は財布のひもが固くなる。
残念なのは、お分かりの通り、利回りがよくて安全な預金は少ない。
ちなみに、僕が知る限りで最も安全性が高いには小規模共済だと思うので、個人事業主の方は考えてみてもいいかもしれない。※途中の減額と増額をすれば受取金額に変動があるので、ホームページをよくご覧ください。
とは言え、大きなリターンのあるものではないので、増やそうと思うなら投資を考えてもいい。その際に、専門家から聞く話は、「分散」「長期」というキーワードになる。
金融投資に関しては専門家ではないのでこのあたりにしておいて、もうひとつの投資についてお話をしたい。

それは「自己投資」。

自分の稼ぐ力を強くするための勉強に投資をしたい。もちろん、知識を吸収するだけではお金を使っていることにしかならないので、スキルを換金する力が必要になる。
この点は、4ステップパワーキャリアの、「価値創造」のステップに当たるので参考にしていただきたい。

結論:お金とは不安をなくす付き合い方をする

ということで、貯蓄に関する僕の結論をお話しすると、お金とは不安をなくす付き合いをするのが大切だと思っている。
要は、これから先も入って切るお金が途切れない人は入る範囲で使っていればお金に困ることはない。逆に、入る可能性が途絶えるかもしれない人は、少し貯蓄をしても不安はなくならない。
ポイントは、どんな状況になっても「稼ぐ力」を持っているかどうかということになる。
平たく言えば、給料の上げ方を知っているサラリーマンは貯蓄に励む必要はないとも言える。
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